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Yunoha
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昨日授業中に書いたものを上げてみます。
恥知らずもいいとこだ、こんにちわ、ユノハです\(´▽`*)
文章の下手さはもうしょうがないとしても、書き上げてしまうなんて余程暇だったんだ…(笑)

長編はどうも時間がかかるのに、短編は暴走して終わります(ぇ)
こういうのを書こうかと思って書き始めてると、書いてる途中にやりたいことがポツンと出てきて、最終的には無理矢理こじつけて終わります。(それもどうなんだろう…/笑)
だからどう終わるかは、自分でもよく分からない間に終わっちゃってたりします。
あれ、これで終わり…かな。とか。
疑問系で終わる(笑)

散文ですが、お暇なときにでもどうぞ。

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*******


時々、距離を測り間違える。
ふと気付けばそこにいるのが当然といった風な君と、それを許している自分がいるのに気付く。
いつの間にこんなに近い存在になっていたのだろうかと。
思い返してみても、ルックにはわからない。
だって最初は嫌いだったはずだ。
高慢で、妙に自信家。いつも人の中心にいる、自分とはまったく違う種類の人間。眩しすぎる光。
閉ざされた世界から出てきたルックにとって、それは強烈だった。
だから会った時から好きじゃなかった。
なのにどこをどう交わったのか、気付けば彼を目で追う自分がいて、ルックは何度も嫌気を感じていた。

「理由があればいいのに…」

窓の外を見ながらポツリと呟かれた言葉に、ベッドに腰掛け本のページを捲っていたユンファが、ん? と反応する。

「理由って、なんの理由?」
「君が傍にいる理由」
「……お前、今更そんなこと…」

自分の思いを完璧に無視したルックの言葉に、ユンファはここまで鈍感だったかと呆れたけれど、ルックはちらりともこちらを見ようとはしなかった。
好きだから、とかいう理由は? とユンファが問えば、ルックはそういうことじゃない、と返す。
じゃあどういうことになるのかということになるけれど、ルックには理由が必要だったのだ。
自分が彼の傍にいる理由が。自分を納得させることのできる、明確な理由が欲しかった。
ユンファは好きだからと言った。
ルックも傍にいること、触れることを否としていないから、ユンファと同じ気持ちなのかもしれない。
けどそれじゃあ曖昧なんだよ。自分を納得させることができない。

ルックは青い空を眺めた。
ルックはまだ好きだとか、相手を思う気持ちを十分には理解できていない。
ルックはいつだって根拠に基づいた確かな理由を欲しがる。
何故?
不安だから。
――自分自身では、わかっていないけれど。


「ルック」

相手の行動を察しやすい彼は、ゆっくりと立ち上がって、考え込む少年をそっと抱き締めた。
…温かいと、思った。
けどこの温かさに包まれる理由がルックにはわからない。
ああ、ちゃんとした理由があればいいのに。
例えば真の紋章を持つ者同士だから、隣にいて居心地がいいだとか。
そんな簡単で納得できる理由が、ひとつでもあればいいのに。
そうすれば堂々と彼の隣にいられる。
相手の肩口へ額を預けて、ルックはきゅっと赤い胴着を握った。
近くにいられる理由を必死に求めた。必死に探した。
けどルックにはまだまだわからない。
そこまで必死に探すことが理由だと、ルックはまだ気付かない。




**********

当坊は淡白で、ルックが惚れすぎると思います。

攻めなんだからもっと頑張ろうよ、坊ちゃん…(ちょっとした問題発言)

けどこういう甘やかし…というのかそういうのを書くと、淡白なのか無意識でいちゃいちゃしているのか境界線がわからなくなります。
坊が黒けりゃ確信犯。無意識なら性質が悪い。
後者なら当てつけられる(振り回される)よき理解者、シーナさんが頭を抱えて唸り出します。
坊ルクにはシーナが欠かせない…とは強く思うけど、坊ルクにシーナが出てきたら全部そういう立ち回りだとも信じてます。シーナは良いやつだ。

最初に書いたように考えなしで書いたから、最初はルックが坊を目で追ってる云々、と関係未満思いのみってかんじだったのに、いつの間にか付き合ってました。もう笑うしかないです。
これからも多々あるだろう矛盾には、目を瞑ってやってください。



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