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Yunoha
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唐突に書いた現代パロ………というかゲームをやらせてみたかっただけです(笑
ちょっといろいろおかしくなった(いつもか

ルックがいつもより素直というか普通人間。どこにいったツンデレ(ぇ
そしてそんなルックがやっているのは名前は出てないけどきっと逆裁ですね(笑/キタ
裁判買う時は1~4を一気に買うって決めてますv



拍手ありがとうございました!
励みになります、これからもよろしくお願いしますv


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*******


特に寒い冬の日の昼下がり。その日は日曜日だった。
ユンファの部屋にある3人掛けのソファに寝っころがり、柔らかく心地良いその場所をひとり占領したルックは、うつ伏せになってユンファから「面白いから」と渡されたゲームをぽちぽちとやっている。
ルックはほとんどゲームをやったことがない。暇な時は本を読むのが日課だし、レックナートのいる実家ではテレビがついてることさえ稀だった。
だからこういうのをやるのは不慣れなのだが、選択するだけでストーリーが進んでいく操作の簡単なゲームだからついつい新鮮で夢中になってしまう。しかも何かと趣味や思考の似ているユンファのお墨付きだから尚更だ。

「ねえ、ここは?」
「ん?ああ、そこな。じゃあ問題です。証人は絶対に見ることがなかったのに見たと嘘の証言を言っていることがあります。現場にはあれがあったのに?」
「……ああ、あれね」
「そういうこと」

ルックが独占しているソファに背凭れ別のゲームをしていたユンファが、ルックの声に反応して振り返り解り易いヒントを出してくれる。答えをそのまま言わないところが、無関心に見えて負けず嫌いなルックのことをよく分かっている証拠だ。しかし画面をちょっと見ただけでどこの場面か分かるなんて、本当にこの男は変な所で記憶力がいい。ヒントを当てに導き出した答えを選択して淀みなくストーリーを進めながら、ルックはちょっと呆れてもみた。ちらりと後ろからユンファの横顔を窺ってみると、ユンファはユンファでなんだか難しい顔をしてテレビ画面と睨み合いをしている。ゲームなのにえらく真剣な顔つきだ。
ルックはぱたぱたと足を動かしながらゲームを続けて、ちょうど区切りのいいところで休憩を入れることにした。こんな小さな画面と向き合っているとやたら目が疲れる。ユンファの家に遊びに来た時しかこんなことしないから、不慣れなルックにはここいらが限界の目安だ。
ソファに座り直して机の上に置いてある冷めた紅茶に手を伸ばし口付ける。ユンファは相変わらずゲーム画面と睨み合いっこをしていた。
何をそんなに熱中しているのだろうかと、ルックは首を傾げる。
マス目上のフィールドに所々キャラクターが配置されていて、まるでチェスや将棋のようなゲームだ。けれど学力もトップに近いこの男がこれほど悩んでいるのだ、きっとそれよりもっと難しくてややこしいに違いない。
ルックはソファに座ってユンファとテレビ画面をキョロキョロと交互に見比べた。

休日の日はこうやってどちらかの部屋でだらだらとしていることも多い。完全インドア派なルックが用事もないのに出掛けるのをあまり好んでいないことにもある。ユンファもゆっくりできるからいいと前にぼやいていた。
紅茶をソーサーへとまた置いて滑るようにルックはフローリングの床へすとんと腰を落とし、ユンファの隣へユンファと同じようにソファに凭れかかって画面を見る。
ルックはずっとひとりでいるのが好きだった。気儘に自分のペースを維持できるし、他人に合わせることもない。何より楽だ。ずっとずっとひとりでやってきた。
けどこうやって、ユンファと知り合い接するようになってからは違って。シーナやフッチとも一緒に過ごすことも慣れてきけど、けど何故だろう、この男の傍がルックはやっぱり一番落ち着くのだ。実はこうやって互いに別のことをしながらだらだら過ごすのも、言ったことはないけど嫌いじゃない。

何をやっているのかと聞くとどうやら戦争もののゲームでユンファは悩んでいるらしい。敵武将を仲間に率いれるための条件が難しいとかなんとか。
可笑しな話だ。腹が立つほどなんでも器用にこなすユンファが、こんなゲームでうんうんと唸っている。こんな顔は滅多に見れるものじゃない。こういう僅かな変化を見れるのがいい。
どんなゲームなのかと聞くと、ユンファは思ったよりも懇切丁寧にやり方を教えてくれた。ルックが興味を持ったのが珍しかったのか嬉しかったのか、そんな無邪気な子供みたいにそう教えることもないだろうに。
ルックはユンファの説明にうんうんと頷いて、やっぱりというかルックはこういう頭を使ったことが好きらしい。やがて十分に理解するとルックはユンファと攻略方について討論し始めた。頭の良さは同じくらいだから言い合っても筋が通っていて面白い。
互いに別のことをやっているのもいいが、けどやっぱり一緒のことをしているのがいいなんて。そんなの気恥ずかしすぎて真っ正直から言えたものじゃない。

しばらくしてグレミオがお菓子を持って部屋を訪れたけど、そこにはゲーム画面に食らいついてあーだこーだと言っているユンファとルックの姿がまだあったとか。
寒い日の昼さがりのはなしである。




**********

ゲームをやらせたかったのです。
格ゲーとかはルックしなさそうですね、アクションとかも苦手そう。
坊ちゃんはいろんなジャンルするけど、特にシュミレーションの駒ゲーとかしてたらいいな。
知略巡らせてね、パロだけど軍主の時みたいに。
もう信○の野望とかやってたらいいよ(笑

ホラーゲームとかはできなさそうですよね。
ホラー時は3人で。
幽霊出てくるシーンでルックはクッション抱えて固まって、シーナは声に出して叫んで、坊ちゃんはコントローラーを持ったまま目が点。そういうのを考えるのが最近好き。

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